リアルな英国ティ-タイム事情

5月に開催される「ワールド・ティー・フェスティバル」にちなんで、
今日はイギリス人が愛するリアルなティータイムのお話です。

“英国紅茶のティータイム”というと、優雅なイメージがあるようです。
私たちも、イギリス老舗紅茶商のリントンズに出逢うまでは、
紅茶を淹れる時、98%がリーフではなくティーバッグで淹れるとか、
紅茶を飲む時、98%がミルクティーにして楽しむとか、
なんとなくこの数字を聞いたとしても、いままでイメージしていた
英国ティータイムとは違うものだったので半信半疑の思いもありました。

ですが、4代目サイモン氏や奥様のスー夫人、スタッフ達とともに、
英国のリアルなティータイムをしたり、聞いたりしていくうちに、
イギリスでは紅茶は自分たちが思っているよりも愛されていて、
本当にティータイムという時間を大切にしている、
とても素敵な紅茶事情が見えてきて、ますます紅茶が好きになりました。


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2018年の2月下旬~3月上旬に渡英したジャパン代表・岡田。
前ブログでは、英国で100年以上愛され続けている
老舗紅茶商リントンズのテイスティングルームやティーセッションで
語られた、本場イギリスの紅茶事情についてご紹介しました。

★「本場イギリスのリアルな紅茶事情2018」のブログはこちら♪

今日は、4代目社長であり、ティーブレンダーでもあるサイモン氏や
5代目ダニエル氏、スタッフ達から直接教えてもらった
紅茶の国のリアルな英国ティータイム事情をお届けします!

余談ですが、今回の渡英の空港イミグレーションでの出来事です。
沢山質問されたり、厳しいことで有名なイギリスのイミグレーション。
今回は、ビジネス?仕事は?どこで働いている?と聞かれた代表。
「リントンズジャパン」と答えた途端、急に空気が変わり、
「お~リントンズ!」と和やかな雰囲気になったとか。
そして、入国審査官が「私、リントニアンなのよ」と語り出したそう。
さらに隣にいた入国審査官まで「私もリントニアンよ~」と^^
「家までバンが来るのよ」「リントンズ紅茶はGOODよ!」
「リントンズ、日本でも飲めるなんて素敵ね!」と話していたとか。
あの、堅苦しい雰囲気のイミグレーションでの嬉しい出来事です。
本当にイギリスの人に愛されている紅茶なんだと改めて感じます。

創業当時は馬車で、いまでもバンで、リントンズの配達スタッフが
お客様に紅茶を1つ1つお届けする伝統は守られています。
そんなリントンズ紅茶愛好家(リントニアン)の声は常に
リントンズに届く…サイモン氏はそれがリントンズの魅力だといいます。

だからこそ皆様にも届けられるリアルな英国ティータイム事情です。


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■ 時間ごとの決まりの紅茶はない?!

「イギリスの人は一日に7回紅茶を飲む」と
イギリスの紅茶時間の名称とともに語れられることもあります。

① 目覚めに飲む紅茶 -Earlymorning tea

② 朝食の時に飲む紅茶 -Breakfast tea

③ 午前中の11時頃飲む紅茶 -Elevenses

④ 昼食の時に飲む紅茶 -Lunch tea

⑤ 午後に飲む紅茶 -afternoontea

⑥ 夕食後に飲む紅茶 -afterdinner tea

⑦ 寝る前に飲む紅茶 -night tea

確かに、イギリス紅茶愛好家は一日7、8杯飲むのが普通です。
そして夜はハーブティーを飲むことも多いです。
しかし、たいていのイギリス人は名称にも時間帯にも
こだわっておらず、飲みたい時に飲んでいます。

紅茶も自分のお気に入りの紅茶ばかりを一日に何杯も飲みます。
もちろん、そればかりではなく飲むこともありますが、
家にたくさんの紅茶メーカーの紅茶をストックする紅茶愛好家は
ごく僅かだそうです。茶葉が古くなりやすいともいいます。
イギリスの紅茶愛好家は自分のパートナーの紅茶がありますから、
時間や気分によってお茶を変えるということもしないそうです。

サイモン氏もダニエル氏も一日に7、8杯は紅茶を飲むそうですが、
飲む紅茶のほとんどが〈GOLD〉だとはっきりといいます。

朝食から、一日に何回も、自分のお気に入りの紅茶を楽しみます。
紅茶の国では、その時間がとてもHAPPYな時間なのです^^


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イギリスでの紅茶時間は「とりあえず紅茶でも飲もうか!」なんです。
朝目覚めた時やリラックスしたい時、疲れたカラダをホッと癒したい時、
人を招いた時、会話を楽しみたい時、気持ちを切り替えたい時etc、
何か物事の区切りというか、そんな時に飲まれることが多いです。

大切なおもてなしのティータイムでも「さぁ飲みますよ」と
全てを整えて飲むものではなく、言葉に語弊があるかもしれませんが、
紅茶を目的に来ている人はおらず、まず会話を楽しみにきていて、
その時にかかせないものが紅茶だったり英国菓子なんです。

その時々の自分の環境や気持ちに合わせて“とりあえず”飲みたくなる
自然と自分の生活の周りに存在するものが紅茶です。
それは、自分の人生になくなっては困るほどの強い存在です。
自分を癒やしてくれたり、素敵なコミュニケーションツールですから。

優雅な時間を演出するものとか、カジュアルに楽しむとかでもなく、
どんな時間、どんな日常にも寄り添ってくれる
懐の深さが紅茶の魅力だと英国ティータイムは教えてくれます。


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■ リアルなアフタヌーンティー事情

アフタヌーンティーは、社交の場として貴族から始まったものですが、
いつしか過去の物となり、しばらくは、イギリスの紅茶文化に憧れた
欧米諸国やアジア等のどちらかと言うと観光客向けのものでした。
アフタヌーンティーをしたことがないイギリス人も沢山いました。

しかし、ここ数年は、イギリスでも街中のティールームで気軽に
アフタヌーンティーを楽しめるようになり、
家族や夫婦、友人など気の置けない仲間とのティータイムとしても
愛されるようになってきています!
ロンドンや観光地だけでなく、地方の小さな街でも楽しめるのです。
伝統的なものから新進気鋭のものまで楽しめます。

代表は、トレンド的なものは、日本でも他国でも楽しめるといいます。
しかし、シンプルな伝統的な英国菓子とミルクティーの組合せの
アフタヌーンティーは、伝統があるイギリスならではのものであり、
そのレベルもとても高いといいます。そのため、渡英のたびに
訪れるティールームも伝統的に、シンプルに味わえる場所ばかりです。

しかし、今回の渡英では時間がある限り、色々なティールームを訪れ、
その1つに、有名シェフのアフタヌーンティーも訪れてみたそう。
最年少ミシュラン3つ星獲得シェフとして名を馳せたことがある
伝説のシェフ、マルコ・ピエール・ホワイト氏のアフタヌーンティーへ。
ここは、観光客やビジネスが多いような印象だったとか。


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使われている紅茶はリントンズではありませんが、イギリス定番の
ティーポットの中にティーバッグが入っています。
観光地は別として、中国茶やハーブティーを頼まない限り、
リーフで淹れるところはあまり見たことがありません。
ティールームの紅茶はティーポット用ティーバッグがほとんどです。


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イギリスのアフタヌーンティーは、その素晴らしさは
値段だけでは判断できないといいます。
まず、素敵な空間もお値段に入っていることももちろんあります。

しかし、“おいしいアフタヌーンティー”をテーマにするなら、
お値段よりも、紅茶の品質が高いことが重要です。
おいしい紅茶は英国菓子の良さを引き出すからです。

どんな高級なホテルのアフタヌーンティーよりも
イギリス人が日常でも足繁く通うティールームのほうが、
紅茶もお菓子もおいしかった!というお話も本当によく聞きます。


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下の写真は、代表がお気に入りの英国ティールームの1つ。
アフタヌーンティーのお値段も2,000円前後です。
代表のお気に入りのティールームはいくつかありますが、どこも
老若男女問わず、ティータイムを楽しんでいるお店だとか。
地元のマダム達や夫婦、家族、友人、恋人同士が
おしゃべりしながら、互いの紅茶がなくなったら淹れ合って...
本当に自然に、自由に、楽しそうに、ティータイムをしていて、
この雰囲気こそイギリスを感じられる素晴らしい空間といいます。

ザ・英国のシンプルなアフタヌーンティーは一見同じように
見えるかもしれませんが、紅茶1つ、スコーン1つ、
サンドイッチ1つとっても、お店によって味わいが全然違います。
賑わうお店は、スコーンもいつも焼き立てのように温かかったり、
サンドイッチは具もパンもきちんとおいしい。
そして、紅茶が間違いなくおいしい。スコーンやサンドにも合う。


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この英国ティールームではリントンズ紅茶が使われています。
お替わりもできますし、そのお替わりも紅茶にお湯を
足すのではなく、きちんと丁寧に淹れなおしてくれます。

イギリス本場のティールームでは、ティーポットのティーバッグが
このように入ったままサーブされることが多いのですが、
それを気にする紅茶愛好家をいままで見たことがありません。
大切なのは、その紅茶の品質が良く、おいしいかどうかなので。

使われているティーバッグは〈GOLD〉でした。
英国ティールームでもNO.1に飲まれている紅茶です!!


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イギリスでは紅茶と英国菓子はニコイチで相乗効果があると
考えられているので、ほとんどがミルクティーを合わせています。
ミルクティーにして、茶葉の味わいや水色も楽しんでいます。

イギリス伝統のミルクティーは英国菓子やスコーンに合いますし、
英国菓子やスコーンも紅茶に合うように作られていることも!
紅茶は英国菓子の小麦の香りや味わいを引き出し、
英国菓子はミルクティーの茶葉の香りや甘みを引き出します。
この2つの組み合わせのこの上ないペアリングを楽しんでいます。

上質なミルクティーと英国菓子の組み合わせ・・・
やっぱり、本場イギリスのアフタヌーンティーって最高なんです!


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英国ティールームやホテルでもよく使われるリントンズ紅茶は、
イングランド北部の家庭だけでも、約30万世帯に愛されており、
その数も入れると、1週間に億杯以上の紅茶が飲まれています。

高品質を守るために、100年以上イギリス以外で販売したことがなく、
いまでも、イギリスと日本で楽しめる貴重な紅茶です。

英国ティールームでこんなに愛され続けている紅茶が、
日本の日常でも楽しめるなんてワクワクしませんか♪


20180408ミルクティー


■ 作法やマナー以上に大切なものがある?!

このように英国ティールームでアフタヌーンティーや紅茶をいただく時、
イギリス流の作法やマナーはあるんですか?とお客様に聞かれます。
もちろんアフタヌーンティーの作法やマナーというのは存在します。
ただそれは、日本の茶道に通じるものがあります。

いままでサイモン氏やダニエル氏、スタッフ達とのティータイムで、
作法やマナーの話が出たことも、気にしている様子もありません。
イギリスの人は紅茶=作法、マナーとは結びつかないそうです。
聞いたとしても、英国ティータイムで大切なのは、
純粋に“お茶の時間を楽しむこと”だとはっきりといいます。

実際、紅茶の国・イギリスの人はおうちやおもてなしでも、
街中のティールームやカフェでも、とても気軽に紅茶を楽しんでいます。
これは先ほども言いましたが、アフタヌーンティーでも同じです。
会話を楽しみながら、互いの紅茶がなくなったら淹れ合って...
本当に自然に、自由に、楽しそうに、ティータイムをしています。

イギリスでは、何世紀も変わらず、紅茶に求める精神性を重んじ、
それが伝統的に深く、紅茶文化として愛されています。

純粋に“お茶の時間を楽しむこと”が毎日の幸せであり、
唯一のマナーと呼べることかも知れませんね!


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リアルな英国ティータイムはイメージと少し違うものかもしれません。
しかし、伝統とは、昔の姿そのままに受け継ぐものではなく、
現代に合わせて、変化し、進化しなければ守り難いものでもあります。

イギリスでは、愛する紅茶を楽しむ伝統を守るための一つが、
リーフからティーバッグへの変化でした。
そして、上質でおいしいティーバッグに進化したのです。
ティーバッグ紅茶は英国の芸術品と呼べるほど素晴らしいものです。
そのおかげで、何世紀も変わらず紅茶は日常で愛され続けています。
紅茶を愛するという本質の部分を伝統として守ってきたのです。
昔から変わらぬ姿で、紅茶は社交の場、日常でも、
コミュニケーションツールとして愛されているのは確かなことです。

日本にも古くから茶の湯の文化があり、
お茶は社交の場、日常でも愛されてきました。
日本の日常でもホッと一息つけるおいしいお茶があって欲しい、
心からそう願って、ずっとリントンズ紅茶を販売しています。
緑茶、紅茶にこだわらず、その古くからあるお茶文化が
皆さんの日常で気軽に楽しめたら、素敵なことだと思っています。

世界でも楽しめるのは、イギリスと日本、となったのは必然かもしれない
と思ってしまうほど、とても自然にリントンズ紅茶が溶け込んでいます。
お茶を楽しむDNAがある日本の人もきっと好きになる紅茶です。

リントンズ現4代目社長のサイモン・スミス氏も
来日した時味わった日本のお水はいまでも忘れられないといいます。
日本のホテルの部屋で、リントンズ紅茶を淹れて、味わった時に、
「もしかしたら日本は、世界一おいしい紅茶が飲める国かもしれない」
と思ったそうです。これは今回、代表に熱く語っていたことだそうです。

高品質な紅茶(茶葉)を活かしてくれる、豊富な軟水があり、
おいしいお茶を味わう文化がある日本。

日本も、イギリスのように、老若男女問わず、
もっと自然に、もっとおいしく紅茶を楽しめる国なんです。



ワールドティ2018ロゴ
〈 ワールド・ティー・フェスティバル2018、出店情報! 〉

5月中旬、英国フェアでお馴染みの阪急うめだ本店9階に、
イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、オーストリア、
アメリカ、ニュージーランド、フィンランド、スリランカ、トルコ、
インド、マレーシア、ベトナム、中国、台湾、日本などなど
各国の人気ティーブランドが一堂に集結します!
伝統あるティーブランドから新進気鋭のティーブランドまで
世界の様々なお茶や飲み方のスタイルが楽しめます♪
ぜひ各国の違いにも注目してほしい貴重なお茶イベントです。
こんなに沢山の試飲を楽しめる機会もなかなかないと思います。

期間:2018年5月17日(木)~5月21日(月) 5日間
時間:10:00~20:00 ※金土は21:00まで ※最終日は18:00閉場
場所:阪急うめだ本店 9階 祝祭広場&ギャラリー


20170518セミナー代表
〈 イギリスで愛される紅茶とティータイム雑貨の魅力 〉

速報! ワールド・ティー・フェスティバル 英国紅茶セミナー情報!!
阪急うめだ本店「ワールド・ティー・フェスティバル2018」内で、
去年好評だったリントンズのティーセミナーを内容を変えて、
初日17日(木)と18日(金)の午後に開催予定です。

今年は、イギリスの紅茶愛好家たちに、リアルに愛されている
紅茶の淹れ方や飲み方、選び方、愛されているティータイム雑貨を
リントンズジャパン代表・岡田がご紹介していきます。

阪急うめだ本店のイベント予約の申し込みサイトにて、
5月より先着で募集が始まるそうです。
募集日時等の詳細は、また日が近くなりましたらお知らせ致します。

参加費は無料です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。


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グレート・テイスト・アワード3つ星金賞受賞の「GOLD」。
老舗紅茶商4代目社長のサイモン氏&スー夫人がイギリスの
ご自宅で普段にもおもてなしにも愛飲している紅茶。
英国ティールームでもNO.1に飲まれている紅茶です!!
「GOLD」は茶葉がフレッシュで、雑味のない甘みの深い紅茶。
この茶葉の甘みを楽しめるよう、お砂糖は入れないで、
ミルクティーで茶葉の香りと甘み、水色を楽しんでください。

★「GOLD」50個×2袋、ティーバッグ100個で税込2,300円


コピー ~ new logo
リントニアンに大人気の限定紅茶缶、好評発売中!
イギリス紅茶商から届いた新鮮な紅茶やグッズも揃います。

★リントンズジャパンのHP、オンラインショップはこちら♪


20151016宅配
初めてリントンズ紅茶を購入された方からリントンズ紅茶愛好家まで、
「お客様のリアルな声」を見ることができます!

★リントンズ紅茶を愛飲しているリントニアンのリアルな声はこちら♪


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★リントンズジャパン公式のtwitterページはこちら♪


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Author:ringtons japan
「リントンズ(RINGTONS)」は英国で1907年創業の老舗紅茶商です。2011年世界初!日本初上陸した「リントンズジャパン」の公式ブログです。いまでも英国で愛され続けている美味しい紅茶をお届けします。ブログでは、お店の情報を中心に、英国のコトや紅茶のコト、日常のコトを色々見つけて、ご紹介していきたいです。

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