ティーポット柄ティーキャディー

紅茶の国・英国には、“紅茶を保存しておくための容器”が存在します。
それを“ティーキャディー(Tea caddy)”と呼びます。

そもそも、茶(Tea)というのは、かつては、
英国貴族階級の人しか口に出来ない、大変高価なものでした。
18世紀後半、そんな貴重な茶葉を、使用人に盗まれないように、
家具のような、鍵付き木製の茶箱(ティーキャディー)を作らせるのが
貴族の間で流行しました。“お洒落”の意味もあったようです。

その後、時代と共に、ティーキャディーも
形や素材、役割が変わっていきました。

1900年初頭から陶器製ティーキャディーが
紅茶メーカーの特注により、当時の名門陶磁器メーカーの製作で
たびたび発売されることもありましたが、
それは数多いものではなく、希少な存在でした。

1907年創業の紅茶商リントンズでは、英国陶磁器メーカーに依頼し、
創業当時から特注の陶器製ティーキャディーを製作していました。
ティーキャディーの歴史は、鍵付き木製の茶箱から陶器製、
そして、現在では紅茶缶と変わり、リントンズでは、毎年、
あらゆるデザインで登場する紅茶缶にもこだわって作っていますが、
“お洒落”の意味も含めて、現在でもたびたび
陶器製のティーキャディーを発売しているんです。
“紅茶を保存しておくための陶器”とあまりに素敵な使い方に、
使うのがもったいない様な気さえしてしまいます^^

リントンズが発売してきた、いろいろな陶器製ティーキャディーがある中で、
今日ご紹介するのは、“ティーポット”がテーマの陶器製ティーキャディー。


2016512ポットキャディー1


リントンズがWade Ceramics社に依頼して製作したものです。
Wade Ceramics社(ウェイド社)は、1810年創業の
ストーク・オン・トレントにある、英国の陶磁器メーカーです。
1950年代に小さい陶器製の動物シリーズを発売し、
これが大ヒットし、英国には動物シリーズのコレクターも沢山います。

以降、その巧みな技術をもって、コミックスやテレビ番組の
ミニフィギュアを次々に製作・販売しています。
その技術は欧州でも比にならない美しさと言われているほど。

フィギュアが得意な“Wade Ceramics社らしい”コラボレーション!
ミニチュアのティーポットが蓋のつまみ?になっています。

しかも!このティーポットは実際にリントンズが過去に製作し、
販売されたティーポットのミニチュアなんです!!


2016512ポットキャディー4


それどころか、ティーキャディーに描かれているティーポットは、
リントンズが過去に英国陶磁器メーカーに特注し、
歴代コラボした実在するリントンズのティーポットが描かれています。

その繋がっていくストーリーが存在するのが、
リントンズのアンティーク・ヴィンテージグッズの魅力なんです。


2016512ポットキャディー3

2016512ポットキャディー2


今日はさらに!この中に描かれているティーポットの中から一つ、
ご紹介してしまいます!上記の写真のどこかに描かれていますよ^^

アンティークの中でも、英国でも日本でも人気のデザインがあります。
その一つがブルー&ホワイトが美しいウィローパターン。

以前のブログで、「イギリスのウィロー柄デザイン」
ご紹介したことがありますが、
“ウィローパターン”とは、お皿の模様のことで、
柳・二羽の鳥・楼閣・橋・小舟などが、
白地に青で描かれたパターンのことです。

1907年創業のリントンズの歴代陶磁器デザインの中にも、
ウィローパターンは、代表的なデザインとして登場しています。

古くは、1920年、Maling Pottery社とコラボしたウィローパターン。
Maling Pottery社が閉鎖してしまった1963年以降は、
そのウィローパターンをWade Ceramics社に製作を依頼し、復刻。
他にも、1950年代にリントンズ社とブロードハースト社が
コラボした“ウィローパターン”も存在します。

そして、今日ご紹介するのは、1982年のリントンズ75周年記念に
MASON'S(メイソンズ)社とコラボして発売した“ウィローパターン”です。


2016512メイソンズポット


ティーポットの他に、お揃いの陶器製ジャグやティーキャディーもありました。


2016512メイソンズジャグ&キャディー


1796年に設立された英国の陶磁器メーカー「MASON'S(メイソンズ)社」。
1970年代、ウェッジウッドグループとなってからも、しばらくは
MASON'S社としての製作は続きました。ウェッジウッド社傘下の中、
1982年にリントンズとのコラボにより製作された“ウィローパターン”です。

ウェッジウッド社でありながら、MASON'S社であるという、
この時代の英国陶磁器メーカーにはよくあることです。
デザインはウェッジウッド?なのに、バッグスタンプは別メーカーという。

英国陶磁器メーカーは吸収・合併を繰り返し、成長していくのは
有名なお話ですが、そのため、100年以上続く老舗の英国陶磁器メーカーでも
1950年以降吸収・合併により名前を消してしまった窯元も多いのです。
その中でも特に人気が高く、世界中のコレクターがこぞって収集するのが
Mason's(メイソンズ)社製の陶器製品たち。 現在では生産がされておらず
MASON'S社の陶器は大変希少なものとなりました。
さらに、英国老舗紅茶商リントンズとコラボの限定品であれば尚更です。


2016512メイソンズウィロー底


“ティーキャディー”といえば、の余談ですが、
リントンズ紅茶は、創業当時から半世紀は馬車で、1960年代に
最後の馬“モンティ”が引退してから現在まで、変わらずバン(車)で、
1つでも、2つでも“我が家の紅茶”を各家庭にお届けしている紅茶です。
この宅配バンにもこだわりがあるんですよ!


Rバン


車種はフォルクスワーゲンの『CADDY』。
その車種名に『Tea』の文字を付け加えて、『Tea CADDY』にしています。
なんと!ティーキャディーの車なんです^^楽しすぎます^^


IMG_1838.jpg


このように、リントンズは英国伝統の宅配専門の紅茶商です。
創業当時から紅茶関連のグッズをその時代の英国陶磁器メーカーと
コラボして、オリジナルで作り、発売していくのも伝統であり、
それらリントンズのグッズはアンティーク・ヴィンテージとして、
100年前の創業当時から馬車で紅茶をお届けしていた家庭のみ
入手できた貴重なグッズでもあるのです。

いまでも、英国にはコレクターも多いのですが、
英国北部の紅茶商として、北部のアンティークマーケットでしか
なかなか出逢えない、レアなグッズでもあります。



2016425トラ缶
ずっと在庫切れで、やっと再入荷した「トラディショナル・ティーキャディー」。
1938年に発売された紅茶缶を完全復刻したヘリテージな紅茶缶。
紅茶缶の中には、RINGTONS社長サイモン氏&スー夫人が
英国のご自宅で普段にもおもてなしにも愛飲している
ケニアゴールドが50包100杯分も入って、たっぷり楽しめます♪

★「トラディショナルキャディー+ケニアゴールド50包100杯(150g)セット」


コピー ~ new logo
英国で100年以上愛され続けている老舗の紅茶「リントンズ」。
リントンズは、いままでも、これからも、美味しい紅茶にこだわり続けている
英国を代表する「Tea Merchants(紅茶商)」の紅茶です。

★リントンズジャパンのHP、オンラインショップはこちら♪


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ringtons japan

Author:ringtons japan
「リントンズ(RINGTONS)」は英国で1907年創業の老舗紅茶商です。2011年世界初!日本初上陸した「リントンズジャパン」の公式ブログです。いまでも英国で愛され続けている美味しい紅茶をお届けします。ブログでは、お店の情報を中心に、英国のコトや紅茶のコト、日常のコトを色々見つけて、ご紹介していきたいです。

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