こだわりの「英国ブレンド」 

「英国ブレンドの紅茶」というのは、よく耳にしますが、
実際はどうゆうものなのか?詳しくは分からない方も多いと思います。

紅茶好きの方ならご存知かも知れませんが、
英国紅茶といえば、「ブレンドの紅茶」が主流です。
リントンズなら、トラディショナル、エクストラフレッシュ、ケニアゴールド等。
最近では、2016年限定で、エリザベス女王90thバースデー記念に
発売したロイヤル・ケニア・ブレンドも「ブレンドの紅茶」です。
因みに、ダージリン、アッサム、ヌワラエリヤ等は「エリア紅茶」で別物です。

「ブレンド紅茶」とは、それらブレンドのテーマに合わせて、
紅茶商の専属ブレンダーにより紅茶産地の茶葉をブレンド。
このブレンド技術が各ブランドによって違い、英国紅茶の真髄でもあります。
同じ茶葉を使っていても、微妙な配合で味が全然違います。そのため、
簡単に作れるものではなく、優れた技術と長年の経験が必要とされるのです。

英国で愛されるために、「英国ブレンド」の目的は3つあります。

①“お気に入りの紅茶”の安定した品質の茶葉(紅茶の味)を作るため。
②安定した価格を維持するため。
③消費地の「水(硬水・軟水)」に合う紅茶を作るため。


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なぜ、安定した品質の茶葉を作る必要があるのか?

英国の家庭では、各家庭ごとに“我が家の紅茶”があります。
“我が家はコレ!”というお気に入りのブレンド紅茶があり、
それを毎日の日常で、一日に何杯も楽しんでいます。
英国リントンズ社代表のサイモン氏の奥様スー夫人もリントニアンで、
お気に入りのケニアゴールドを一日に7杯は飲むそうです^^

日本では、紅茶というと、趣味で色々な味を楽しむイメージもありますが、
英国の家庭でそのように紅茶を楽しむ方は人口の数%で、
ほとんどが“我が家の紅茶”を毎日、何年も、何十年も愛し続けます。

『自分が美味しいと思った紅茶だから、毎日飲みたいでしょう?』という
感覚です。『いろいろな紅茶を試してみたくならない?』と質問したら、
『なんで自分の美味しい紅茶を知ってるのに、あれこれ他の紅茶を
飲まなくちゃいけないの?』と言われたこともあります^^

英国人は、自分(自分達)にとって“お気に入りの一杯”があることで、
日常に豊かな時間が増えることを知っており、それが日常の安らぎであり、
美味しいおやつに必要な相棒、そして家族時間、一人時間、
おもてなしにも毎日必要なツールだと大切にしています。


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英国のリントンズのお客様は親しみを込めて“リントニアン”と呼ばれています。
写真は、100歳のリントニアンのおばあさま!
関西のABC朝日放送「おはよう朝日です」という人気番組で
イギリスのリントンズが取材された時に登場してくれました^^

おばあさまの“我が家の紅茶”であるコノシュアを受け取り、
ハンパーに入ったビスケット等を選んでいるところです。
この後、番組のリポーターに
「リントンズ紅茶と他の紅茶との違いは何ですか?」と
聞かれて、おばあさまは「その質問には答えられないわ!
なぜなら、70年間リントンズ紅茶しか飲んだことがないんだもの!」
と答えていました。まさにロイヤルリントニアンです。

英国で30万世帯に愛され続けているリントンズには、
代々リントンズ紅茶という家庭や
「一生涯、リントンズ紅茶しか飲まない」という家庭、
リントンズのブレンドの中でも「エクストラフレッシュしか飲まない」等、
英国の家庭ごとに、“我が家の紅茶”がしっかりあるんです。

リントンズで一番のロングセラー・トラディショナルを何十年も飲み続け、
その後、新しく発売されたケニアゴールドを配達員に勧められても
「私はトラディショナルを愛しているのよ!」と絶対飲もうとしない
頑固なリントニアンも沢山いるそうですよ^^英国らしいお話ですね^^

そんな何十年も愛し続けてくれる頑固なリントニアンのためにも、
安定した品質の茶葉を作ることは英国紅茶商の使命でもあるのです。


デボラさん


何年も、何十年も、いつもと変わらぬ“我が家の紅茶”を
お客様に届けるために、絶対、なくてはならない存在がブレンダーです。

ブレンダーは、紅茶ブレンドを作る上で、中心的な役割を担います。
大きな紅茶商では、一日に数百種類もの紅茶葉を鑑定します。
それを7~10年と毎日続けて、やっと正式にブレンダーと呼べるような
大変なものです。英国では、紅茶商に就職し、長い年月実務で学ぶもので、
スクール等に通っただけでなれる職ではありません。狭き門です。
そもそも、英国には紅茶・ブレンダー等のスクールは存在しないのです。

紅茶商には、創業から大切に守り継がれている【レシピ】が存在し、
この【レシピ】をもとに、過去の紅茶を記憶し、新しい紅茶との相性を考えます。
ブレンダーのおかげで、何十年も変わらぬ伝統の味、
いつ飲んでも同じ香り、同じ味の紅茶を味わうことができるのです。
英国人にとっては、紅茶を楽しむうえで、一番大切なことなのです。

そのため、ブレンダーの技術は英国紅茶商の「命」です。
熟練のブレンダーから生み出された紅茶のレシピは、
当然ながら企業秘密であり、企業の財産です。

以前、リントンズのロングセラーブレンド「トラディショナル」のレシピを
本社で見せてもらったことがありますが、その分厚さに驚いた程です。
長年の知識と経験、そして先人からの伝統を感じたものでもありました。
とてもではないですが、一朝一夕にできるような代物ではないことを
強く実感したことを思い出します。
これが英国老舗の「Tea Merchants(紅茶商)」なのだと。


2016516紅茶商ブレンド


今日は興味深い“紅茶商のブレンド方法”についても少しご紹介します。

写真で回転式の「ブレンドマシン」と呼ばれる混合機をまわしているのは、
次期5代目代表のダニエル・スミス氏。現在はブレンダーとして働いています。

これはミニチュアで、工場にはドラム回転式の「ブレンドマシン」があります。
ドラムの内側に何枚かの羽が付いており、それを回転させることで混合します。
ここで一番大事なことは、まず、中の茶葉の温度を上げないことです。
温度が上がると茶葉の劣化が起こります。それには時間のコントロールと、
温度の管理が重要です。ここにも繊細な技術が必要とされるのです。

ブレンド(調合)はプロにしかできない技術であり、
茶葉同士を混ぜたりして、簡単に出来るものでもありません。

茶葉をブレンドマシンに入れて、まわす回数は決まっています。
企業秘密なので、何回とはハッキリと言えないのですが、
これも長年の受け継がれたレシピや技術で決定されています。


ブレンドイメジ


そして、英国の紅茶商で「ブレンド紅茶」にこだわる目的の一つに、
消費地の「水(硬水・軟水)」に合う紅茶を作ることもあります。

地域によってお水の硬度の違う英国。
ロンドンは硬水、リントンズのあるニューカッスルは軟水です。
リントンズの紅茶は日本と同じ軟水用にブレンドされた紅茶です。
紅茶商であれば、ブレンダーによりその土地のお水に合わせて、
茶葉をブレンドしていることも多いのです。
ブレンド技術が高い英国紅茶ならでは、です。

美味しい紅茶を淹れるためには、お水の性質(硬水・軟水)を知り、
それに合う茶葉を選ぶということがとても重要なのです。

紅茶商のブレンダーとしての知識も経験も豊富なサイモン氏が
大切だと語る『紅茶とお水の関係』については、以前のブログで
たっぷりとご紹介しているので、ぜひご覧ください!

★「紅茶とお水はとても大切な関係」のブログはこちら♪


2016516ブレンド水


このように、リントンズ紅茶は正真正銘の100%「英国ブレンド」紅茶です。
リーフやティーバッグにこだわらない紅茶好きの英国人も、
この「英国ブレンド」にこだわる人はとても多いのです!

英国メーカーの紅茶がコスト削減のため、ブレンド・工場を
英国外の海外に移設する動きが増えている中、リントンズは、
専属のティーブレンダーによる、「英国ブレンド」にこだわっています。
もちろん気候柄、英国で紅茶葉を生産することができないため、
インド、ケニアなどの有名な紅茶の産地から
無添加、自然栽培の契約農園でつくられた紅茶葉だけは輸入していますが、
リントンズはその他のブレンドや加工といった過程はすべて
熟練の専属ブレンダーにより英国国内で行っているのです。

リントンズは、農園に関しても、数十年の取引のある
信頼のおける厳選契約農園にこだわっており、
農園の間でも茶葉選定が厳しいと有名な紅茶商です。

リントンズのスローガンは「Fresh tea is better tea」です。
「どんなに上質な茶葉を育てても、茶葉を摘採後、新鮮な状態で
保管・輸送・パッキング出来なければ、美味しい紅茶に出逢えない」と。
リントンズは1990年代に入ってから、農園からの茶葉輸送に使う
真空アルミパックを開発しました。茶葉摘採後48時間以内に
真空パックをしたうえで輸送を行い、ブレンドからパッキングまでも
48時間以内に行う等、新鮮な状態で保管・輸送することも
徹底的に研究してきました。

農園からティーカップまで、美味しい紅茶のためだけに。


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リントンズ4代目代表サイモン・スミス氏は、リントンズが英国を代表する
「Tea Merchants(紅茶商)」であることに誇りを持っています。
さらに現存する紅茶商の中でも、「英国ブレンド」にこだわり、
英国日常でリアルに愛飲されている紅茶であるということが魅力です。
日本で楽しめる英国「Tea Merchants(紅茶商)」の紅茶は限られています。


2016516経営4代目



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RINGTONS社長サイモン氏&スー夫人が英国のご自宅で
普段にもおもてなしにも愛飲している「ケニアゴールド」
「ケニアゴールド」はフレッシュで、雑味のない甘みの深い紅茶。
この甘さを損なわないよう、お砂糖は入れないで、
ミルクティーで飲んでほしいとサイモン氏はいつも言っています。


コピー ~ new logo
英国で100年以上愛され続けている老舗の紅茶「リントンズ」。
リントンズは、いままでも、これからも、美味しい紅茶にこだわり続けている
英国を代表する「Tea Merchants(紅茶商)」の紅茶です。

★リントンズジャパンのHP、オンラインショップはこちら♪


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★リントンズジャパン公式のfacebookページはこちら♪




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ringtons japan

Author:ringtons japan
「リントンズ(RINGTONS)」は英国で1907年創業の老舗紅茶商です。2011年世界初!日本初上陸した「リントンズジャパン」の公式ブログです。いまでも英国で愛され続けている美味しい紅茶をお届けします。ブログでは、お店の情報を中心に、英国のコトや紅茶のコト、日常のコトを色々見つけて、ご紹介していきたいです。

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