リントンズ②ティーキャディー

3月、イギリス北部のアンティークマーケットで見つけた
リントンズグッズをまだまだご紹介していきます!

“ティーキャディー(Tea caddy)”って、何かご存じですか?
一言でいうと・・・
“紅茶を保存しておくための専用容器”のことです。

そもそも、茶(Tea)というのは、かつては、
英国貴族階級の人しか口に出来ない、大変高価なものでした。
18世紀後半、そんな貴重な茶葉を、使用人に盗まれないように、
家具のような、鍵付き木製の茶箱(ティーキャディー)を作らせるのが
貴族の間で流行しました。“お洒落”の意味もあったようです。

その後、時代と共に、ティーキャディーも
形や素材、役割が変わっていきました。

1900年初頭から陶器製ティーキャディーが
紅茶メーカーの特注により、当時の名門陶磁器メーカーの製作で
たびたび発売されることもありましたが、
それは数多いものではなく、希少な存在でした。

写真のリントンズのティーキャディーは、
1937年、現エリザベス女王のお父様・ジョージ6世の戴冠式に
発売されたものです。
ジョージ6世は映画「英国王のスピーチ」のモデルとなった人物。

1907年創業のリントンズが、同郷ニューカッスルにて
創業されたMaling Pottery社に、いまから80年近く前、
リントンズの紅茶を入れるために特注していたものです。


331ジョージ表


1762年~1963年まで生産を続けたMaling Pottery社。
英国北部・ニューカッスルに存在した、
200年続いた老舗の英国陶磁器メーカーです。
いまから50年前に閉鎖してしまったものの、
2世紀にわたり16,500種類もの作品を算出した、
英国を代表する名門陶磁器メーカーでした。

Maling Pottery社は、16世紀にイギリスに定住した
フランス人Malinファミリーが、ニューカッスルで立ち上げたメーカーです。
20世紀前半にMaling Pottery社の最盛期を迎えており、
そのMaling Pottery社が最盛期、1930年頃製作した、
リントンズ(Ringtons)とのコラボ商品はいくつか存在しています。

英国では100年経ったものをアンティークという考え方がありますが、
200年続いた英国の名門陶磁器メーカーとリントンズのコラボ商品、
そして、50年前に閉鎖し、いまは入手困難な窯元であることを
考えると、“アンティーク”と呼べる品だと思います。

実際、アンティークのMaling Pottery社の陶磁器は、
欧州のアンティークコレクターに人気があるので、
英国リントンズ社代表も認める、お宝アイテムでもあります。


331ジョージ裏


次、こちらのリントンズの陶器製ティーキャディーは、
Wade(ウェイド社)とリントンズのコラボレーションで、
2002年、エリザベス女王のゴールデンジュビリーの時に
発売されたティーキャディーです。
最近では2012年のダイヤモンドジュビリーが記憶に新しいですね。

この陶器製ティーキャディーを製作したウェイド社は、
1867年にウェイド一族によって創業された窯元です。
昨日ご紹介したリントンズバンの貯金箱も同じ窯元とのコラボです。

このような英国王室関連のコロネーショングッズは、
専門のコレクターがいるほど、英国でも人気の高い商品です。
その中でも英国老舗紅茶メーカー・リントンズとのコラボは貴重です。


331ゴールデン


こちらのリントンズの陶器製ティーキャディーも、
Wade(ウェイド社)とリントンズのコラボレーションです。

リントンズのトレードマーク“馬車”のデザインが素敵です。
上品な佇まい、蓋の形も好きです。
バックスタンプには、Royal Victoria Pottery Wadeの刻印があり、
リントンズ75周年記念の1982年に特注されたもののようです。


3311982キャディ


こちらのリントンズの陶器製ティーキャディーも、
Wade(ウェイド社)とリントンズのコラボレーションです。

いままでリントンズから、あらゆる窯元とコラボし、
“ウィローパターン”のデザインは発売されています。

“ウィローパターン”とは、柳・二羽の鳥・楼閣・橋・小舟などが、
白地に青で描かれたパターンのことです。
東洋趣味が上流階級にもてはやされていたころ、
高価な“東洋からの輸入品”を模して、自国の陶磁器に 
“イギリス人の考えた東洋柄”を絵付けした陶磁器が
多くありましたが、“ウィローパターン”もその一つです。

“イギリス人の考えた東洋柄”が好きな方は結構多いです。


331ウィローキャディ


余談ですが、同じWade(ウェイド社)とリントンズのダブルネームの
カップ&ソーサーもアンティークマーケットで見つけました。


331ウィローカップ


正統派な陶器製ティーキャディーだけでなく、
リントンズはこんな楽しい陶器製ティーキャディーも発売していました!
リントンズバンのデザインで、荷台の蓋を開けると、
紅茶が保存できるようになっています^^
紅茶の入ったアルミパック1袋がすっぽり収まるデザインになっています。


331バンキャディ


いまでは、皆さんも日常お使いになっているような、
リントンズからたびたび、あらゆるデザインで登場する缶(Tin)も
ティーキャディーです。

リントンズは100年以上の歴史がある紅茶屋さんです。
缶の製造も早い段階から行われていました。
面白いのはそのデザインです。紅茶缶というと各メーカーが販売していますが、
それぞれメーカーによってある程度定型的な物が多いのがほとんどです。
しかしリントンズの缶は、毎年デザインが変わります。
大きさ、色、形が変わるので見ているだけでもワクワクしてきます。

その歴史の分、発売された紅茶のデザイン缶は数知れず。
今回見つけたのは、リントンズ100周年記念に発売された貴重な紅茶缶!


331100缶ベージュ


こちらも同じく100周年記念に発売されたものです。
実はこの2つ、すでにリントンズオフィスに持っているのですが、
催事等のイベントでディスプレイしている時に、
「どうしても売って欲しい!」と毎回言われる紅茶缶です。
また出逢えるかも分からないものなので。

リントンズの缶はそのほとんどが数量限定のものです。
毎年デザインが変わるので、大量に生産されないのです。
英国にはコレクターもいるほど。


331100缶青


また余談ですが、リントンズ100周年記念に発売された
ティーポットとマグカップもありました。


331100ポットマグ


こちらは英国リントンズ社を訪れた時の
“Welcome cup of tea and discussion”に、
たびたび登場します。


0312ウェルカムティー


明日は今日も少し触れた“リントンズのコロネーショングッズ”を
ご紹介したいと思います。



【名古屋高島屋「英国展」ありがとうございました!!】

「英国展」の開催も昨日で終了となり、
沢山のご来店、そしてお買い上げ、誠にありがとうございます。

初出店の名古屋では、初日に驚くほどの方に
「待ってました!」とご来店いただき、沢山準備したつもりの
リントンズ紅茶の5ブレンドセット(ギフトセット)が
あっという間に完売してしまいました。
そして、ほとんどの紅茶が最終日までに完売となりました。

試飲をお出しすると、一口で「この紅茶、美味しい!」と
言って、購入してくださる方が多く、
中には、「これ紅茶ですか?全然渋くない!飲みやすい!」と
感激しながら飲んでくださる方もいらっしゃいます^^

私達もずっと毎日、一日何回飲んでも、同じように
「美味しい!」と感激しながら、飽きずに紅茶を楽しんでいます。
英国で100年以上愛され続けている理由がよく分かります。

皆様の日常に楽しいティータイムの時間が訪れますように、
リントンズでは、これからも楽しい企画を考えていきます。

名古屋の皆様、中部地区の皆様、
あたたかく迎えていただき、誠にありがとうございました!!



7161907缶
【ヘリテージなデザインが素敵!1907ティーキャディー】
完売していた1907ティーキャディー(紅茶缶)再入荷しました!
1907ティーキャディーは、リントンズ最高級茶葉ブレンドの
ケニアゴールド紅茶が100杯分たっぷり楽しめます。


コピー ~ new logo
英国で100年以上愛され続けている老舗の紅茶「リントンズ」。
リントンズは、英国の家庭で代々飲まれている“我が家の紅茶”です。

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ringtons japan

Author:ringtons japan
「リントンズ(RINGTONS)」は英国で1907年創業の老舗紅茶商です。2011年世界初!日本初上陸した「リントンズジャパン」の公式ブログです。いまでも英国で愛され続けている美味しい紅茶をお届けします。ブログでは、お店の情報を中心に、英国のコトや紅茶のコト、日常のコトを色々見つけて、ご紹介していきたいです。

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